04629-161229 パイロット「カスタム823 フォルカン(FA)」をアサヒヤ紙文具店で購入
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SIGMA sd Quattro H + 35mm F1.4 DG HSM
パイロット「カスタム823」の「フォルカン(FA)」ニブを購入。40年の万年筆遍歴にまた新たな1本。インク補充頻度が単純計算で従来の1/5となり、平日朝の日課だった万年筆へのインク充填が週1回になります。大進歩。 以前、この「手のひらサイズポケットノート」が無印良品で最初に発売されたとき、買わずに様子見してました。ノートは消耗品であり繰り返し買うものなので、定番商品として恒久的に販売が続く可能性が高い商品を使いたいから。その後、ファミリーマートのみで売るようになってからも同じ理由で静観。100冊単位で買いだめしてある普通の測量野帳で十分。 一昨日ファミマに入った折、なんとなく「まだあるかな?」と探したら、ある。そろそろ買ってもいいかなと購入に至った次第。
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測量野帳に書くのは万年筆。さてどの万年筆で書くか。現在メインで使っている万年筆は下記の3本。インクはすべて共通にブルーの顔料インク、セーラーの「青墨」を入れています。 モンブラン 149 :1989年ニューヨークのTiffanyにて購入。長原宣義さんにカスタマイズしていただいた、インクフローたっぷりトロトロ極太の書き味。もう1本の149は20年使った末、軸にクラックが入ってしまったのでお蔵入り。 セーラー 長刀研ぎ:セーラーの長刀研ぎは、ニブ(ペン先)がラグビーボール型なので、ペンの角度によって太くも細くも書ける優れもの。日本語らしい「ハネ」「ハライ」を美しく表現できます。15年ほど使った現在、最も気に入っている1本。 ペリカン M800:硬めのニブで、セーラーの川口さんに柔らかく研いで調整していただいてある。毎回授業の最後に学生が提出するオピニオンペーパーに、超高速で大量のコメント書き。 https://flic.kr/p/QG3N6q https://farm1.staticflickr.com/754/31958329986_bc26e0f591_k.jpg
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ちょうどそこにblog経由で万年筆についてのご質問をいただきました。パイロット「カスタム742」の購入を検討中で、「shioさんが万年筆を選ぶときに検討していることや、試し書きをする際に心がけるとよい視点を聞かせていただけますと幸いです」とのこと。
パイロットといえば、中学1年から大学2年まで全てのノートを書いていた万年筆。shio.iconにとってパイロットは万年筆の原点なのです。数年前、カッパープレイト体を書くこともできる万年筆として同社の「エラボー」が話題になったおり、高校生の時からカリグラフィを書いているshio.iconは、次に万年筆を買うときはエラボーを選ぼうと考えていました。 https://flic.kr/p/QwfEid https://farm1.staticflickr.com/647/31847480142_fe85a3c4e8_k.jpg
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そこで今回、「エラボー」をwebで見ながら、「エラボーのようにしなるニブ(ペン先)で、コンバータではなく吸入式のモデルがあったらいいなぁ」と思っていたところ、パイロット「カスタム823」のフォルカン(FA)に逢着。
「カスタム823」はプランジャー式という吸入式。そのニブは、F、M、Bの3種類。一方、フォルカン(FA)という同社のニブは、しなりが自然。エラボーにも増してやさしい弾力のある書き味。アサヒヤ紙文具店では、特別にFAニブをつけた「カスタム823」も扱っているとのこと。店舗独自の改造品ではなく、ちゃんとパイロット社製。 これだ。
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上品なお店。上質な紙製品が美しく陳列されている。博物館のよう。きちんと座り、革のデスクマットの上で万年筆を心ゆくまで試筆させていただける。店主の萩原さんたちが懇切丁寧に教えてくださる。ここで買おう、という気持ちが高まる素敵なお店です。 https://flic.kr/p/QG3NLJ https://farm1.staticflickr.com/367/31958332266_86e2e726a5_k.jpg
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パイロット「カスタム823」には軸の色が3色あります。黒、茶、そして無色透明。選んだのは無色透明モデル。中のインクの色がそのまま見える美しさ。
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その魅力は多彩。
フォルカン(FA)ニブがしなる柔らかさとコシ。「トメ」「ハライ」が美しく書ける滑らかさ。
筆圧ゼロで書けば極細線。測量野帳にぴったり。
筆圧をかけていくと徐々に太くなり、BBより太い線まで書ける。その抑揚は筆のようと形容してもいいかもしれない。
だからカリグラフィのカッパープレイト体も筆記可能
掌におさまる太さ、長さ、形。重さもちょうど良い。
重心の位置が絶妙なので、重量バランスがとてもいい。手にすっと馴染む
プランジャー式(Plunger式)と呼ばれる吸入式。くるくる捻るのではなく、ピストンによって一気にインクが満たされる方式。ペン軸全体がインクタンクなので普通のコンバータの4〜5倍、インクを蓄えられる。普通のコンバータは0.5cc、カスタム823は普通にいれると1.5cc、2度入れして満タンにすると2.5ccとのこと。
無色透明なので、インク色がそのままボディの色として生きる。インクの残量が一目瞭然だから、急にインクが切れるという心配がない。
内部にインクどめが付いているので、持ち歩くときにインク漏れしにくい。スーツの内ポケットがインクだらけになっているshio的にこれ、すごくありがたい
shio.iconが万年筆に求めたい要素が揃ってる。美しい筆致のペン。それを最高のお店で買うことができました。メイカの1年保証に加えてお店独自の5年保証つき。素晴らしいお買い物ができて大満足です。
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